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思わぬ大打撃

2011年03月30日

 tantanmen at 22:00 | Comments(0) | 憂鬱
震災から2週間。いまだ東北は復興のめども建たず、原発の問題も収まる気配を見せない。
被災者の皆さん方は、大変な思いをされているだろうし、早く通常の生活ができるようになることを願うばかりだ。
そんな中、僕の仕事にも、この震災の影響で、大きな打撃を受けていることが、だんだん分かってきた。
建築に関わるあらゆる資材の納品が、ストップしたり、遅延したりしているのだ。
まず、住宅の新築やリフォームにまず欠かせないのは、いわゆるベニヤと呼ばれる合板類だが、これが全く入ってこない。
もともと品薄であったところ、この震災で、大きな工場が被災したとかで、ほとんど入ってこない。
建材問屋がホームセンターを回ってベニヤを買い占めるというなんとも言いがたい状況になっている。
それと同じように、断熱材が入ってこない。
これらの商品は、ただでさえ資材が無いところに、今後復興作業に優先的に使用されるだろうから、我々のもとに入ってくる量は、たかが知れた量しかしばらくは期待できない。

さらに、石油やガス給湯器や、エコキュート、IHクッキングヒーターなどの給湯設備や家電製品が入ってこない状態だ。
なにやら、給湯器などは、日本のシェア90%を占めていた部品メーカーが被災したとかで、出荷の目処が立っていないらしい。
エコキュートやIHクッキングヒーターなどに使われる電気基板等のメーカーも被災しているらしく、これらの出荷も疑わしいらしい。
いま、住宅の設備で、電気を使用しない器具などわずか、ほとんどが、電気制御だ。トイレでさえ例外ではない。
トイレの出荷も、一部メーカーは止まっているし、大手メーカーも、そろそろ品不足になっているとかいう話だ。
この記事を書いている段階で、もう県内のほとんどの在庫が無くなっている。いろんなところを探して、当社でも給湯器を1,2台確保できるかどうかの状態だ。

こんな状態だから、当然、新築物件はほとんどストップしている。
知人の大工などの職人も、みんな手空きとなってしまった。悲惨なものだ。
この状況の一番切ないところは、いつ供給が再開されるかわからないというところ。
我々には、どうすることもできない状態。今後これが続けば、失業や倒産だってでないとも限らない。
まさか、東北で起きた災害が、このような形で自分たちの身に、厄災となって降りかかってくるとは思っていなかった。
それはもちろん、実際に被災された方に比べれば、僕達の悩みはまだ贅沢なのかもしれない。それでも、やはり僕たちは生活をしていかなければならないし、僕達が経済を回していかなければ、日本全体がおかしくなってしまう。
当然、この被害は日本だけにとどまらない。精密部品を日本から輸入している海外だって大きな打撃になる。世界の経済は繋がっているのだということを改めて実感するできごとだ。

今回の災害の大きさを再認識し、その恐怖を実感した。
決して遠くで起こった災害ではなかったのだということもわかった。
いずれにしても、早期の復興を願い、もう一度被災者ではない僕が、自分でできることを考えてみようかと思う。


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