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古い知識が古いとは限らない

2011年02月26日

 tantanmen at 20:00 | Comments(0) | 憂鬱
先日、社内で広告の話をしていたら、社内の他の人が突然、「チラシは4隅が大事なんだ」[Zのルートで見るんだ」とか言い始めた。
突然のことでちょっとびっくりした。今さらこの人は何を行っているんだろう?そんな話は当たり前で、その上の段階で、どう広告の効率を上げるかという話をしていたのだが。
もちろん、そのひとに「そんなこと知ってますから突然話しかけないでください」なんてことは言わないけれど、話の腰を折られたことは事実。

でも、ちょっとまてよ?
われわれにとって古い情報でも、この人にとってはその情報は新鮮で、斬新な情報だった筈だ。だから僕らに伝えたのだ。
とすると、次のことが気になってくる。

自分はこの仕事に十何年も携わっているわけで、いやでもそれらに関する知識は増えてくる。
だから、自分が『当たり前』と思っていることが、他の人にとって当たり前でないということに気づかないことが多々ある。

今の住宅水回り商品は、十数年前と大きく様変わりしている。

例えば、キッチン。
システムキッチンが当然のようになっているが、僕が就職した頃は、まだセパレートタイプが主流だった。
いまでは、多くのシステムキッチンが、引き出しタイプを採用し、当たり前になっている。
我々にとっては、引き出しタイプはもとより、静音設計だとか、汚れが落ちやすいなんていうのは当たり前。その他の細かいところで特徴をだして、メーカーは優劣を競っている。

我々の落ちやすい落とし穴は、『引き出しキッチンはあたりまえだから説明しなくてもよいだろう』というところにある。
キッチンを数十年ぶりにリフォームしたいお客様にとって、まず、引き出し式であるということが、大変なインパクトであるはずなのに、そんなとこは飛ばして、一生懸命細部のメーカーの特徴を説明しようとする。

お客さんにとっては、チンプンカンプンだ。

携帯電話を知らない人にいきなりIPHONEを説明するようなものだ。

自分の知っている知識が、その人にとって当たり前の知識であるとは限らない。

大事な教訓だった。


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