叱れない社長
社員がミスをしたり、怠けていたりしたときに、それをチェックし、是正する必要がある。そして、その是正したものをさらにチェックし、もっと改良していく。それが品質管理であり、会社を良くしていく方法のはずだ。
そのためには、時にはミスをしたものを叱らなければならなかったり、手間がかかってもしっかりとチェックし、管理していく必要があるのだが、どうやらうちの社長はそれを分かっているのかいないのか、社員を叱ることができないようだ。
なにも、自分が直接その社員を叱りつける必要はない。直上の上司にでも伝えて、是正するよう指示すればよいだけのはずなのだが、それもせずに、ただ全く関係の無い場所でその社員に対する愚痴をこぼす。
その愚痴が、もっと前向きな形で社員に伝わればどれだけ良いかと思うのだが、そんなことは考えてもいないようだ。
人はミスをする。
誰にも監視されなければ怠ける。
といった性悪説が、会社にとっては不可欠だと思う。
そうではなく、
人はミスをせず。
一度言ったことは必ずそのとおりにして、
怠けず勤勉である。
なんてことを本気で思っているとしたら、それはとんでもない誤りだし、みんながそうなら、そもそも社長や管理職なんかいらない。
叱ることこそが、社長の仕事であるとも言えると思うのだけれど・・・。
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