節約術??

tantanmen

2011年03月01日 20:00

先日、社内のカラープリンターのインクが切れてしまったので、トナーを交換しようと思ったら、ストックがない。
確認してみると、「トナーはストックしないことにした」とのこと。
これによって、数日間業務がストップした。

なぜ、ストックをやめたのか。

その理由は、2つあるようだ。
1.トナーの消耗が激しい。(使い過ぎ)
2.本体が壊れたら、ストックしておいたトナーが無駄になる。

もったいない、節約しなさい。ということか。

・・・。

「備品を節約しよう」とか、「原価をできるだけ抑えよう」とか。

まあ、当たり前のことだし、大事なことだけれど、

「備品が勿体無いからストックしない」

となると、話がおかしい。

それって節約かな?

大事に使いなさいって言いたいのかもしれないけれど、今回のケースのように、ストック切らしたら機能しなくなる仕事だって多い。
鉛筆や消しゴムならそこら辺で買ってこれるけれど、そうは行かない、注文から納品まで数日かかるものだって多い。
それが間に合わなければ、その仕事が数日中断されることになる。場合によっては、外注してより高いお金を払うことにもなりかねない。

そんなモノを、「節約」の名のもとにストックしないなんて、管理者としてどうかしている。

たしかに、それを指示した当人はあまり使わないだろうし、緊急性も感じないのだろう。
だけれど、現場の人間は、それが致命的だったりする。
現場を理解していない人間のやりそうなことだ。

そもそも、節約の考えがおかしい。
たしかにカラートナーの消耗は激しくなったが、当社ではカラープリンター導入によって削減できた者があることを分かっていない。

僕達の仕事の性質上、工事写真を大量に扱うのだが、以前は、撮影した写真をすべて現像にだし、その中から必要なものをより分けて、アルバムにしていた。
写真は必要以上に撮影するので、現像したものの中で使用する写真は3分の1くらいだろうか。

大変な無駄だ。

しかし、カラープリンタの導入で、写真をパソコン内でアルバム化し、印刷することで、印刷枚数も減るし、現像の外注費も大幅に減らすことができた。

写真代と、プリンター代(トナー代)を比較すれば、大きく節約できたはずなのだ。

しかし、わからない人はそうは取らない。

ただ単に、今までなかったカラープリンターを買わされ、その消耗品の消費が激しいことに不満を言っている。写真代が掛からなくなったなんてまったく関係ない。


呆れてものも言えない。

そんなに節約が好きなら、仕事をしないことを勧める。

それが一番節約だ。

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